【職業解説】医療業界への転職のススメ!未経験でもできるおすすめ職種3選の仕事内容や魅力、おすすめの資格を徹底解説

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昨今での日本では少子高齢化の影響で、医療業界のニーズは拡大しており、人手不足が深刻です。

未経験者でも積極的に採用される傾向にあり、転職を考えている方にはまさにチャンスと言えるでしょう。

この記事では、医療業界へ転職を考えるあなたに向けて、未経験からでも活躍できるおすすめの職種を3つをそれぞれの仕事内容からメリット・デメリット、そして「どんな人が向いているのか」まで、現役キャリアコンサルタントおーかわ。が詳しく解説します。

目次

なぜ今、未経験から医療業界への転職が人気なのか?

なぜ今、未経験から医療業界への転職が人気なのか?

それは、2020年のコロナ禍において、多くの方が失職をされたことは記憶に新しいです。その時も転職の支援をしておりましたが、面談者の方の多くからあった内容が仕事の安定性でした。

コロナにより医療業界は一時的に敬遠されてはいましたが、圧倒的な安定感もあり、近年では人気の業界です。

  • 圧倒的な安定性: 人々の健康を支える仕事は、景気に左右されにくく、将来的にも需要がなくなることはありません。
  • 社会貢献という大きなやりがい:「ありがとう」と直接感謝される機会も多く、日々の仕事を通じて社会に貢献している実感を得られます。
  • 働きながらステップアップ可能: 未経験からスタートし、働きながら専門知識を身につけたり、資格を取得してキャリアアップを目指せる環境があります。

無資格・未経験から目指せる!医療業界のおすすめ職種3選

それでは、具体的にどんな仕事があるのか見ていきましょう。今回は特に求人数が多く、転職しやすい3つの職種をご紹介します。

1. 医療事務

医療事務とは、病院やクリニックの運営を支える仕事です。単なる事務作業だけでなく、「病院の顔」として、また「経営を支える専門家」として、医療現場に不可欠な存在です。

主な仕事内容とは

医療事務の仕事は、大きく分けて2つに分けることができます。

1. 窓口業務:来院された患者さんが最初と最後に接するのが医療事務スタッフです。主に受診に来た患者さんの確認や、受信が終わった患者さんのお会計などの業務を行います。

  • 受付: 保険証の確認、診察券の発行、問診票の記入依頼などを行います。
  • 会計: 診察にかかった費用の計算をし、患者さんから自己負担分をいただきます。
  • 電話応対: 予約の受付・変更、問い合わせへの対応などを行います。
  • カルテ管理: 患者さんのカルテを作成し、準備・整理します。

2. レセプト業務 医療機関の収入に直結する、非常に専門性が高く重要な業務です。

  • レセプト(診療報酬明細書)作成・点検: 患者さんが支払うのは医療費の一部(通常1〜3割)です。残りの7〜9割は、医療機関が保険組合などの支払機関に請求します。この請求書が「レセプト」です。医師が作成したカルテを基に、診療内容を点数化し、専用のコンピュータ(レセコン)でレセプトを作成・点検します。
  • 請求業務: 月末から翌月10日にかけて、作成したレセプトを審査支払機関へ提出します。この期間が医療事務にとって最も忙しい時期となります。

向いている人・向いていない人とは

向いている可能性がある人とは、コミュニケーション能力があり、PC操作が問題ないことがまず挙げられます。

  • 人と接するのが好きで、気配りができる人 不安を抱えて来院する患者さんに、笑顔で優しく対応できるコミュニケーション能力は不可欠です。
  • 正確にコツコツ作業するのが得意な人 会計やレセプト業務では、お金を扱う業務なので慎重さや正確さが求められます。
  • 学習意欲が高い人 医療保険制度は数年ごとに改定されます。常に新しい知識を学ぶ姿勢が大切です。
  • 基本的なPCスキルがある人 カルテやレセプトは基本PCで扱うため、PC操作に慣れていないと厳しいです。
  • 守秘義務を守れる人 患者さんの個人情報という、極めて重要な情報を取り扱う責任感が必要です。

向いていない可能性がある人とは、PCが苦手な方、数字を見るのが苦手な方は向いていない可能性があります。

  • 大雑把な性格の人 お金や重要な情報を扱うため、少しの間違いが大きなトラブルに繋がります。
  • 臨機応変な対応が苦手な人 急な患者さんの対応やクレームなど、マニュアル通りにいかない場面も多くあります。
  • 人と話すのが極端に苦手な人 患者さんだけでなく、医師や看護師との連携も必須のため、コミュニケーションは避けられません。

医療事務の年収はどれくらい?

医療事務の年収は雇用形態や勤務先、経験、資格の有無によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

  • 正社員:
    • 年収 280万円 ~ 380万円 がボリューム層になります。
    • 未経験者の場合、年収250万円前後からスタートすることが多いです。
    • 経験を積み、専門性の高いレセプト業務を任されたり、管理職になったりすると年収400万円以上を目指すことも可能です。
    • クリニックより、入院施設のある大きな病院の方が年収は高い傾向にあります。

活かせる資格は?

医療事務に生かせる資格はいくつかありますが、必須の国家資格はありません。無資格・未経験からでも働くことは可能ですが、専門知識が求められるため、資格があればもちろん就職・転職時に圧倒的に有利になり、給与面でも優遇されることが多いです。

代表的な資格は以下の通りです。

資格名特徴・評価難易度取得費用(目安)
医療事務技能審査試験
(メディカルクラーク®)
知名度No.1で、評価も高い入門~標準レベルの資格。受付からレセプトまで幅広くカバー。★★☆☆☆3万円~8万円
診療報酬請求事務能力認定試験医療事務資格の最高峰。合格すればレセプトのプロとして一目置かれる。就職・転職で最も有利。★★★★★
(合格率 約30%)
3万円~10万円
医療事務管理士®技能認定試験歴史が長く、広く認知されている資格。在宅受験も可能で、初心者でも挑戦しやすい。★★☆☆☆3万円~7万円

まとめ:医療事務とは医療業界を支えるお仕事

医療事務とは、安定した環境で長く働きたい方や、未経験から専門性を身につけたい方にぴったりの仕事です。未経験から入社し資格を取り経験を積むことで医療の現場を支える中核になるお仕事です。
興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

2. 看護助手

主な仕事内容とは

看護助手の仕事内容は、患者さんのケアから環境整備まで多岐にわたりますが、大きく分けると以下の3つが主な業務内容です。

1. 患者さんの身の回りのお世話(身体介助):患者さんに最も近い立場で、日常生活のサポートをします。

  • 配膳・下膳、食事のサポートなどを行います。
  • トイレへの誘導、おむつ交換などを行います。
  • 体を洗ったり、着替えを手伝ったりします。
  • ベッドから車椅子への移動や、検査室への付き添いなどを行います。

2. 看護師のサポート業務:看護師が専門的な業務に集中できるよう、補助的な作業を担当します。

  • 医療器具の準備、洗浄、片付け、消毒などを行います。
  • 診察や処置に必要な備品の補充、管理などを行います。
  • カルテや書類の整理、メッセンジャー業務などを行います。
  • 検体(血液や尿など)の検査室への運搬などを行います。

3. 療養環境の整備:患者さんが快適かつ衛生的な環境で過ごせるように、身の回りを整えます。

  • ベッドメイキング、シーツ交換などを行います。
  • 病室や診察室の清掃、整理整頓などを行います。
  • 備品の補充や管理などを行います。

向いている人・向いていない人とは

向いている可能性がある人とは、人の役に立ちたいという強い気持ちを持っていることが一番挙げられます。

  • 人の役に立ちたいという気持ちが強い人 病気や怪我で不安を抱える患者さんに寄り添い、支えることにやりがいを感じられる人に向いています。
  • 体力に自信がある人 患者さんの身体を支えたり、一日中動き回ったりすることが多いため、体力は不可欠です。
  • コミュニケーション能力が高い人 患者さんだけでなく、看護師や医師など、多くのスタッフと連携して動くため、円滑なコミュニケーションが求められます。
  • 責任感と向上心がある人 人の命に関わる現場の一員としての自覚を持ち、常に学ぶ姿勢がある人は高く評価されます。また精神的にタフな人患者さんの急変や、時には死に直面することもあります。気持ちの切り替えができる強さも必要です。

向いていない可能性がある人は、潔癖症の傾向がある方です。どうしても汚物に触れる機会がでてきます。

  • 人と関わるのが苦手な人 常に患者さんやスタッフとのコミュニケーションが発生するため、一人で黙々と作業したい人には向きません。
  • 潔癖症な傾向がある人 排泄物や血液、嘔吐物などに触れる機会があるため、強い抵抗感がある場合は難しいでしょう。
  • 責任感に欠ける人 小さなミスが患者さんの安全に関わる可能性があるため、「誰かがやってくれるだろう」という考えの人は務まりません。
  • 受け身で指示待ちになりがちな人 忙しい医療現場では、状況を判断して自ら率先して動く姿勢が求められます。

看護助手の年収は?

看護助手の年収は雇用形態や勤務先、経験、資格の有無によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

  • 正社員:
    • 年収 310万円 ~ 340万円 がボリューム層になります。
    • 夜勤の回数や、後述する資格手当によって収入は変動します。

活かせる資格は?

看護助手に活かせる資格は様々ありますが、必須の資格はありません。しかし、介護系の資格を取得することで、専門知識の証明となり、給与アップや転職をする面で非常に有利になります。

資格名特徴・評価難易度取得費用(目安)
介護職員初任者研修介護の基本的な知識と技術を学ぶ介護の入門資格。身体介助の基礎を体系的に学べるため、看護助手の仕事に最も直結しやすいとされています。★☆☆☆☆4万円~10万円
介護福祉士実務者研修初任者研修の上位資格。より実践的な介護知識や、医療的ケアの基礎を学べます。国家資格である介護福祉士を目指すためには必須となります。★★☆☆☆8万円~15万円
介護福祉士(国家資格)介護分野で唯一の国家資格。看護助手として3年以上の実務経験を積むことで受験資格が得られます。取得すれば、介護のプロとしてキャリアアップが可能です。★★★☆☆(実務者研修費用)

まとめ:看護助手はより患者さんに近い医療を支えるお仕事

看護助手は、医療の最前線で患者さんの日常を支えるお仕事です。体力的に大変な面もありますが、未経験からでも十分に活躍できます。まずは介護の入門資格である「介護職員初任者研修」の取得を視野に入れながら、医療チームの一員としての一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

3. 歯科助手

歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士がスムーズに診療を進められるようサポートする、歯科医院に不可欠なパートナーです。資格がなくても挑戦でき、専門知識を身につけられるため、未経験からの転職先として人気の仕事です。

主な仕事内容

歯科助手の仕事は、主に歯医者での受付などの事務業務から、診療の補助まで多岐にわたります。ただし、患者さんの口の中に手を入れる医療行為(歯石取り、レントゲン撮影、歯型取りなど)は法律で禁止されており、一切行えません。

1. 受付・事務業務  来院された患者さんの受付電話応対、お会計などを担います。

  • 受付・会計: 診察券や保険証の確認、治療費の精算、次回の予約管理などを行います。
  • 電話応対: 予約受付や変更、問い合わせへの対応などを行います。
  • カルテ管理: カルテの準備や整理、管理などを行います。

2. 診療の補助(アシスタント業務) 歯科医師が治療に集中できるよう、手際よくサポートします。

  • 患者さんの誘導: 診療台への案内や、治療前のエプロンかけなどなどを行います。
  • 器具の準備と受け渡し: 治療に必要な器具を準備し、医師の指示に合わせてタイミング良く手渡します。
  • バキューム操作: 治療中に患者さんの口に溜まる唾液や水を、専用の機械(バキューム)で吸い取ります。
  • セメントや印象材の準備: 詰め物やかぶせ物を作るためのセメントや、歯型を取る材料を練って準備します。

3. 環境整備 院内を清潔に保ち、衛生管理を徹底する重要な役割です。

  • 器具の洗浄・消毒・滅菌: 使い終わった治療器具を、マニュアルに沿って丁寧に洗浄・消毒します。
  • 院内の清掃: 診療台(ユニット)や待合室、受付周りなどを清潔に保ちます。

向いている人・向いていない人

向いている可能性がある人は、臨機応変に動ける力があることが挙げられます。

  • テキパキと効率よく動ける人 常に次の展開を予測し、先回りして行動する「段取り力」が求められます。
  • コミュニケーション能力が高い人 患者さんの不安を和らげる声かけや、医師・歯科衛生士との円滑な連携が欠かせません。
  • 気配りができる人 器具の準備や受け渡しなど、先生がスムーズに治療に集中できるアシストをしなければなりません。
  • 学習意欲・向上心がある人 専門的な器具や材料の名前、治療の流れなど、覚えることは多岐にわたります。

向いていない可能性がある人は、マイペースに仕事がしたいという人は難しいかもしれません。

  • 自分のペースで仕事を進めたい人 常に医師の指示や治療の進行状況に合わせて動くため、マイペースな人には向きません。
  • 立ち仕事や体力に自信がない人 診療中は常に立ちっぱなしで、動き回ることも多いため、相応の体力が必要です。
  • 血液や鋭利な器具が苦手な人 抜歯などで血液を見たり、ドリルなどの器具を扱ったりすることに強い抵抗感がある場合は難しいでしょう。
  • 臨機応応な対応が苦手な人 急な予約変更や、患者さんの急な体調変化など、予期せぬ事態への対応も求められます。

歯科助手の年収は?

歯科助手の年収は雇用形態や勤務先、経験、能力によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

  • 正社員:
    • 年収 280万円 ~ 350万円 がボリューム層になります。
    • 経験を積み、後述する資格などを取得して仕事の幅が広がると、収入アップにつながります。

活かせる資格は?

歯科助手に活かせる資格は様々ありますが、必須の国家資格はなく、未経験からでも働くことが可能です。しかし、専門知識を証明する民間資格を取得することで、就職・転職時に有利になったり、資格手当で給与が上がったりするメリットがあります。

資格名特徴・評価難易度取得費用(目安)
歯科助手資格認定制度
(日本歯科医師会)
公益社団法人が認定する信頼性の高い資格。全国の歯科医師会が指定する学校で講習を受けることで取得できる。★★☆☆☆5万円~20万円
歯科 医療事務管理士®歯科専門の医療事務スキルを証明する資格。受付や会計業務に強くなり、レセプト作成ができる人材として重宝される。★★☆☆☆3万円~7万円
トリートメントコーディネーター(TC)患者さんと歯科医師の間に立ち、治療計画などを分かりやすく説明するカウンセリングの専門家。助手業務+αの価値を提供でき、収入アップに直結しやすい★★★☆☆5万円~15万円

まとめ:歯科助手は歯医者さんを支えるお仕事

歯科助手の仕事は、クリニックでの勤務が中心のため、比較的規則正しい生活を送りやすいのも魅力の一つです。まずはアシスタント業務からスタートし、将来的にはカウンセリングなども担う専門家を目指すなど、自分次第でキャリアを広げていける職種です。

未経験から挑戦できる医療業界のお仕事3選をわかりやすく比較

前章で開設させていただいた「医療事務」・「看護助手」「歯科助手」をわかりやすくまとめてみました。
比較することでより理解が深まると思います。ぜひ参考にしてみてください。

比較項目医療事務看護助手歯科助手
主な勤務先病院、クリニック全般病院(特に病棟)、療養施設歯科医院
仕事の中心デスクワーク身体を動かすケアアシスタント業務
専門業務レセプト(診療報酬請求)業務身体介護診療補助、器具の準備
患者さんとの関わり受付・会計での短時間で丁寧な対応長時間、深く直接的なケア治療中の近距離でのサポート
身体的な負担少ない(座り仕事が中心)大きい(移乗介助など体力勝負)中程度(立ち仕事が中心)
求められるスキルPCスキル、正確性、計算能力体力、思いやり、チームワーク気配り、手先の器用さ、スピード
年収の相場約280万円~380万円約310万円~340万円約280万円~350万円
キャリアアップ資格診療報酬請求事務能力認定試験介護福祉士(国家資格)トリートメントコーディネーター(TC)

あなたに合った仕事を選ぶためのポイント

  • 「デスクワークで専門性を高めたい」なら、PCスキルと正確性が活かせる医療事務がおすすめです。
  • 直接人の身体をケアし、深く寄り添いたい」なら、体力は必要ですが、大きなやりがいを感じられる看護助手が向いています。
  • 「テキパキと動き、チームを支える仕事が好き」なら、先読み力と気配りが評価される歯科助手が活躍できるでしょう。

それぞれの仕事に異なる魅力と大変さがあります。ご自身の性格や体力、将来のキャリアプランと照らし合わせて、ご一考ください。

まとめ:未経験でも医療業界で活躍できる

「資格も経験もないから…」と、医療業界への一歩をためらう必要はまったくありません。人手不足が続くこの業界は、あなたの「人の役に立ちたい」という気持ちがあれば、活躍できます。

この記事でご紹介した3つの仕事は、未経験でもそれぞれ異なる形で医療に貢献するお仕事を紹介させていただきました。

  • デスクワークで専門性を高めたいなら「医療事務」
  • 身体を動かし、深く人と関わりたいなら「看護助手」
  • チームを支え、テキパキと動くのが好きなら「歯科助手」

どの職種も、未経験からスタートできるだけでなく、資格取得によるキャリアアップすることができます。

景気に左右されない「雇用の安定性」と「人々の役に立つ」というやりがい。将来的な安心とやりがいをもって働くことができるのが医療業界のの魅力です。

この記事を読んで気になった方は、まずは求人サイトを覗いてみる、気になる資格の資料請求をしてみるなど、今日からできる小さな一歩を踏み出してみませんか。その行動が、あなたのキャリアを豊かにする確かなスタートになります。

本記事で解説した内容が、ご自身の適性を見極め、銀行員としてのキャリアを検討する上での一助となれば幸いです。

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